アンドロメダの気流に乗って

夜の隙間に

 

2年ほど前からずっとsns

いつか会いたいと言われていた人と

今日初めて新宿で会った。

謎が多いAB型の笑顔がよく似合う人

前からずっと好きだったと唐突に言われた

缶チューハイを飲みながら、煙草を吸って

前髪ですぐ目が隠れちゃうカナダ生まれの彼は

横顔がとても美しい。

 

人からもらう好きとか嫌いを

今はもう何も感じなくなってしまった

私は誰も好きじゃないのだろうかと

錯覚してしまう程に鈍く刺さらない

 

改札を抜けると雨が降っていた

通り行く皆が傘を差しながら歩く

すっかり夏が終わった秋の風を感じながら

ルミネで買った秋服の紙袋と共に自宅を目指す

 

今夜の雨はつめたく罰を与えるように

私を濡らす、夢から覚める雨

 

久しぶりに吸った赤マルで

また喉をやらかした気がする

咳が止まらない。けど生きてるから大丈夫

 

私はきっとこれからも冬とともに

私を守ってゆく。

 

ワイパックスのような短時間で切れてしまう

魔法の大丈夫という言葉とともに

明日を切り開いてゆく。

 

 

夏休みの終わりを9月が告げた

 

泡だって溶けてなくなる石けんのように

あなたに忘れられたい

 

 

 

 

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