アンドロメダの気流に乗って

よわむし

 

大塚咲さんの『よわむし』を読了した。

私自身、塾の先生からのセクハラや

バイト先の店長からのセクハラ

見知らぬ人に襲われレイプにあった過去がある

友人にも恋人にも家族にも警察にも

誰にも話したことがない過去

誰にも話せなかった過去

当時はそれがまだセクハラや

レイプだということに自分自身

気付いていなかった。

起きてはならないことが起きたけど

何が起こったのかも分からない程

怖くてパニックで自らその事実を頭の中から

消して消して遠ざけていた。

 

今となってはあの日を思い出すだけで

あの日の彼等の眼差しや顔を思い出すだけで

憎しみが湧いてしまう。

悔しくて、悔しくて、やっつけたくなる気持ち

 

読んでいて痛い程気持ちが同じで辛くなった。

私も彼女のように精一杯この人生を

生きてやろうと思う気持ちと

体の痙攣が止まらなくなった。

薬の副作用なのか、あの日を再び

思い出したせいなのか

必死に今の自分を此処に書き留めながら

不安で胸がいっぱいいっぱいになる。

死にたいと生きたいと消えたいのパレード

まだ生きるなら、黒髪のまま

仕事をはやく探さなきゃって思いと

死を決めたなら、金髪にして

部屋を片付けて薬も辞めて夜の仕事をして

できる限りのお金をたくさん稼いで

両親にごめんねって残して消えたい

 

 

 

 

今日も小窓で生きるバジルは可愛い。

家を数日空けてしまうと干からびて

萎れてバタバタと倒れてしまうけど、

急いで水を注いであげると

次の日にはまた元気になってスクスク成長する

とっても可愛い、癒しになっている

 

インターホンが鳴る。

戸籍謄本の書留だろう、

でも人に会いたくなくて居留守を使ってしまう

上手く生きれなくて、全てに申し訳なくなる

 

 

 

 

 

 

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