アンドロメダの気流に乗って

Saintpaulia

 

 

 

6月の終わり

朝まで全然眠れない日があった。

感情はごちゃ混ぜ

何故か元彼の夢を見て大号泣した。

久しぶりに彼の眼差しを見た。

「○○ちゃん」

朝方5時頃寝ぼけたまま彼にメッセージを

送っていた。名前だけ呼びかけるメッセージ

目が覚めてからメッセージを送ったのが

夢じゃないと気づいて後悔。

しばらく頭の中をぐるぐる乱した

そういえばこの別れはどんなのだったろうか

はっきりさよならと告げたのだろうか

一方的に私が突き放して一方的に振り回して

めちゃくちゃになった私をいつも穏やかに冷静に

受け止めてくれていた。

言葉をやさしく大切に使う人で

でも時折刺々しく世間を睨みつける人で

私の好きなものを丸ごと自分の好きなものに

変えちゃうような人だった。

 

付き合っていない時から大量のガラナ六花亭のお菓子、堅あげポテト(北海道限定)や、彼がやってるバンドのCDやお手紙を実家に送ってくれる素敵な人だった。

彼のお母さんと文通した事もあった。

生ビールとラーメンがだいすきで

酔っ払うとしゅうちゃんしゅうちゃん呼んできて

写真が苦手で、でも人前ではしっかりと歌えて

ダジャレが好きで小説が好きでノベンバやシロップやCabsが好きで猫がほんとうに好き。

ちょっとだけ斎藤工に似てる。

私のすきな八駅先の公園に来たことがある人

 

別れてから数年後、東京で彼のライブがあった

海外からちょうど帰国したばかりの頃

ひとりでふらっと観に行った。

来てみたはいいものの元カノが元カレのライブを観に来るという状況が恥ずかしくてたまらなくなり何度も逃げ出そうかと考えた。

でもここでもう一度話さなければ終われないと思った

 

それ以来だった。

 

 

過去は、自分の好きなように美しく

何事もなかったかのように塗り替えてしまう

 

 

最近あなたの暮らしはどう

 

 

 

 

 

 

 

 

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